[ワナビー・レジェンド]多田李衣菜:きっといつか伝説になる。ここはそのはじまりだったと振り返るために。(前)
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回は、2020年10月31日にアイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージに追加されたカード、[ワナビー・レジェンド]多田李衣菜について思ったことを書き連ねていきたいと思います。もちろん個人的な解釈です。
ガチャ期間はもちろん、いい推しの日は逃しました。私はいつもそうだ。
今回はいつもにまして順序立てて書く気があまりないので、分かりにくく読みづらいかもしれませんが。ご容赦を。気が向いたらお付き合いください。
[ワナビー・レジェンド]というカード名
まずカード名について。
[ワナビー・レジェンド]はその前の[ブランニュー・ビート]と同じく、英語のカタカナ表記 中点のカード名になっています。
李衣菜ちゃんとカタカナ表記…といえば、[制服コレクション]多田李衣菜のリーナって呼んでくださいに代表される、アイドルとしての自分は李衣菜→リーナと呼んでほしいという意思ですね。カタカナは李衣菜ちゃん的にはカッコイイ、ロックの象徴…なのかなと思います。
また、英語表記でない…というところはかっこつけきれない、にわかロック的な側面を表現していたり、はたまたメタ的には洋楽に邦題が付けられていた時代からの過渡期のMD,CDを見ると英語のカタカナ表記 中点のタイトルが多かったりするので、そういうリスペクトなのかな…とか思ったりします。
[ワナビー・レジェンド]というカード名そのものについては、Twitterでつぶやいたりもしてるんですが、ワナビーは単体で(形、姿、格好を真似る)熱狂的なファンという意味のスラングで使われたりします。これはこれで形から入る、でも好きなものへの熱さ、気持ちはだれにも負けない李衣菜ちゃんそのものって感じがして素敵だな…と思います。
ワナビー・レジェンドは言わずもがな、伝説になりたいという今の彼女の目標、希望、願い…ですね。~になりたいで自分が思い返すのは、直前のモバSR[メルティブルーの夏]の特訓後セリフ。
特に、”願えば、どんな姿にだってなれるんだ”という箇所。
どんな姿にだってなれる。だからこそ、伝説になりたいという目標をぶち上げたんだろうなと思います。
どんな姿にだってなれる…というセリフの説得力は、その前のUnlock Starbeatで(そういうコンセプトとはいえ)アイドルのお仕事でギターを弾いている彼女が体現している…と感じています。
Jet to the Future イベントコミュ5話、エンディングでの描写。
この時の李衣菜ちゃんは、今はギターは弾かなくても良い…という選択をします。
少しは弾けるけれど、それでアイドルのお仕事を妥協するようなことはしたくない…という理由がこの時はあったのですね。担当としては当時一抹のさみしさ…みたいなものもありました。ギターはあこがれの象徴だと思っていたので、いつか弾いてくれる時が来ると思っていたので。
きっと、この時からずっとギターを裏で練習していたのかなとか思います。(という解釈。)
ここで、自分の強みを見つめなおした李衣菜ちゃん。
ここからの李衣菜ちゃんのお仕事は、それより前にやったお仕事に自己表現を加えた、いわばリミックス的なもの、もしくは自分なりの挑戦的なものに大別できるのかなと。
前者の例だと、
[バイオレットディシジョン]は
[ロッキングガール]でPに与えられたカッコいいとカワいいの選択肢すら迷っていた李衣菜ちゃんが、(なつきちとふたりで)どちらでもない、でもどちらでもある第三の選択しを文字通り決断(ディシジョン)するカード
[ブランニュー・ビート]は
[フォー・ピース]の時のように、思案して新しいカッコよさを表現するカード
[空色トリビュート]は
[CDデビュー]の時の気持ちを忘れない、新しいはじまりのカード
…的な感じ。
後者の例でいくと、
秋風に手を振ってでは、
(少なくとも[フォー・ピース]の時は避けていた)恋の歌にチャレンジしたり、
いとしーさー♥のときは(ソロを聴いていただくと凄くわかりやすいけれど)すごくかっこつけた歌い方をしていたり、(本人が歌詞等諸々をみてチャレンジした結果なのかな)
6thライブ以降(もしかしたらそれより前かもしれないけれど)は、歌い方がかなりアップデートされていたり、(※分かりやすかったところでいくと、高いキーのところを1オクターブ下げて歌っていたりする。自分はあまり詳しくないけれど、男性ロックシンガーがよくやる歌い方らしい。)
開幕直前 目指せ☆アイドルフェスティバルでは、もう一度Masque:Radeというユニットを組むなら…って表現が詰まっていたり…と。
…という感じで、色々なチャレンジを経た李衣菜ちゃんは、Unlock Starbeatでついに”アイドルの仕事”で”ギターを弾いた”訳です。手を抜かずに両立できるようになった訳ですね。これってある意味、昔はできなかった、なりたかったあこがれの自分になった瞬間だと思うんですよ。
Unlock Starbeatはコミュの描写が少し特殊で、Pはビデオカメラを冒頭でアイドルたちに渡して、合宿させる…という設定で話が進んでいくわけですが、最初はその設定が千夜ちゃんからの視点で、カメラで撮られている…という自覚によってメンバーの仲をわざとギスギスさせて、普段発言することそのものを自粛している千夜ちゃんを我慢ならなくさせて”ついうっかり”口を出してしまう状況を作りたかった…んだと思っていたわけです。結果的に千夜ちゃんは”自分が発言することで良くなる関係もある”パターンを自覚して、Fascinateの二人に繋がっていく…と思ったんですけれど。
これ自体は凄くミクロな視点で、マクロ的な視点から見るとカメラを回していないところは見れない=カメラの外でいろいろな会話…だとか、練習、努力がされているんだという可能性を書いていたのかなと思うわけです。
ひいては、コミュ、カードセリフ、その他もろもろのPとの交流外でもしかしたら李衣菜ちゃんは凄く努力をして、そうなったのかもしれないと。
なぜ、そうしたか。直接書かないのか…というと、それはもう間違いなく、
その方がカッコいいから。
だと思う。
何にも言わずに、いざという時にバーンと出来た方がカッコいいでしょ!
と思ってしまったので、さっきの千夜ちゃん視点からの受取り方も含めて、大阪公演の楽しさも含めて、忘れられなくなっちゃったんだな…Unlock Starbeat…
なんかこうTRUE COLORSの時に千夜ちゃんが李衣菜ちゃんと組んで欲しい!ってことを勢いで書いちゃったんですけど、
本当にそうなって、何なら千夜ちゃんも李衣菜ちゃんの熱さに感化されてるのをみてこう…感動したよね…
脱線しました(させました)。
という流れで、Unlock Starbeatである種、昔なりたかった自分に努力してなった李衣菜ちゃんが、[メルティブルーの夏]で
”願えば、どんな姿にだってなれるんだ♪私と一緒に、ステキな自分を探しに行こうよ♪”
と、ファンに。
”一緒に夢を見ませんか?Pさんの手を引いて、連れて行きます!”
とPに言っている訳で。
実際にそれまでを追ってきた自分からは、本当にそうできると証明した上で言っているように感じられて、凄く説得力があるように思えたんです。
だから、[ワナビー・レジェンド]=伝説になりたい…という希望もきっと叶う、叶えると思う。それだけの熱さが彼女にはある。
…いい感じにキリがよくなっちゃったんで、前後編に分けようかと思います。
続きを書きましたので、もしよろしければもう少しお付き合いください。