メモ

140字に収まらなかったメモ書きです

[ワナビー・レジェンド]多田李衣菜:きっといつか伝説になる。ここはそのはじまりだったと振り返るために。(後)

皆様こんにちは。

 

 今回は下記記事の続きです。つながってないので別に読まなくても今回の内容はわか…るはずです。

今回もいつもと違わず個人の意見ですので、今回の記事を読んでも、ああ、こんなことを考えているやつもいるんだなあ…位に思ってください。

pinkuma0112.hatenablog.com

 今回は僕の趣味の話も過分に挟まることになると思います。

 

知り合いの李衣菜Pなんかは音楽の方向からこの娘の話をしていて、すごいなあ…なんて思うわけですけれど。

 

俺はどちらかというと映画を観るのが好きなオタクなので、そういうアプローチがどうしても多くなってしまうわけです…が。

例えば、俺はここ10年くらいのマーベルのアメコミ実写映画シリーズ(いわゆるMCUと呼ばれる作品群。以後MCUと表記)が好きなんですが、特徴として、同一の世界観で繰り広げられている作品群がフェーズで区切られています。

大体の場合、ヒーローの単体作品(で、それぞれの葛藤だとか、成長を描いて)→多数のヒーローがクロスオーバーするアベンジャーズ(でクライマックスを迎えて)→あるヒーローの単体作品1本(で、そのフェーズの区切りと、次の展開へのヒキ、いわゆるクリフハンガー的な展開)って流れで同一世界観のつながりの中でも、一定の区切りをつけることで物語の流れを作っている訳です。

 

だから、前回記事の内容も、

N、スカウトのところから物語が始まって→アニデレだとか4thライブでクライマックスを迎えて→JttFで李衣菜ちゃんとなつきちがお互いを見つめなおすところまでが"自分自身の持っているパワーに気付く"フェーズ1

ふたりでアイチャレで自分自身の選択肢を選び取るところから始まって→Unlock Starbeatでアイドルとしてギターを弾いたこと、7thライブでクライマックスを迎えて→メルティブルーの夏でどんな姿にだってなれるんだってメッセージの発信と、今までのイメージになかったお仕事ってところでヒキの”変化の”フェーズ2

って勝手に捉えてたりしていて。

 

なら、次に目指すところはどこなんだろう…ってところでこのカードが来たので、凄くきれいなんですよね…物語の流れが。

 

こういう感じで、やりたくなったら他の趣味を織り交ぜた受取り方なんていくらでもできるなあ…と思ったのが去年の気付きだったりするので、自由に書いちゃおうっていうのが最近の記事だったりします。

だから余計に読みづらいかもしれないし、検索にも引っかからないし、文面を書くときに使う熱量は大きくなっていくので更新が遅くなっていくんだあ…大変ありがたいことに書きたいことはたくさんあるんだけれどね…

  

イラスト

それでは前回の続きを。

まずは特訓前のイラストについてです。

 

まあ大体の人が気付くであろう、1969年9月26日に発売されたビートルズのアルバム アビイ・ロードのジャケットのパロディ…です。これは間違いない。

 

まずそもそも元ネタのジャケットってスーツだったよねって話なんですけど、これは当時マネージメント契約していた人がイメージ戦略としてステージ上でも着せてパフォーマンスさせていたとかなんとか。

 

でもなんかUKロックって革ジャンのイメージあるよね。

Queenとかバリバリのライダースだし、


Queen - Don't Stop Me Now (Lyrics In Japanese & English / 英詞 +日本語対訳)

俺がキングスマンを観た影響でアルバムを買った、Kula Shakerとかも着てる。

Kula Shaker | アーティスト 写真, 写真, アーティスト


Kula Shaker - Hush

70~80年代のCDとか探すと結構な確率で革ジャンを着ている気がする。(あんまり詳しくはない)多分当時の”反逆”とか"反骨"、ロックの象徴だったんだろうなーっていう感じがする。

 

詳しくはこんな記事を見つけたから読んでみるといいわよ

元smart編集長・佐藤誠二朗が、 「反逆」「不良」のシンボル「ダブルライダース」の歴史に迫る。 https://www.2ndstreet.jp/knowbrand/feature/uk-street-02/

@2ndSTREETjpより

 

 

だから、海外ロケが決まった時にわくわくしながら持っていたごってごての革ジャンを突っ込んで飛んだんだろうなーっていうのがアニデレのヘッドホンを複数所持している描写や、[目をあけてみる夢]の自室の描写からなんとなく想像ができますね。

(でも個人的には李衣菜ちゃんみたいな細めの女の子にはシングルの方が似合うとは思う。余計なお世話である。)

 

で、下はチェックのプリーツスカート、ソックス、(多分)ローファーで、これは学生服っぽい服装なのだけれど、これは48グループとか坂道シリーズが未成年、学生の多感な時期をアイドルに織り込んでいる(もしくはその逆)ことや、リアルなアイドルを考えると、この服装は”アイドル”の象徴なんじゃないだろうか…なんて思ったりするんですよ。

 

なら、上から丸っと見てみると、李衣菜ちゃんといえばヘッドホン。上はロックを象徴していて、下はアイドルを象徴している。

これは彼女を象徴しているし、そうでありたいというスタイルでもあるかのようですね。

 

また、個人的に思ったのはイエスタデイって映画のポスターがアビイ・ロードのジャケットのパロディになっていたので、こっちも自分は頭に浮かぶんですよねえ…

 

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※ここからは2019年公開の映画 イエスタデイの内容に触れるので嫌な人は飛ばしてね。

 

エスタデイのあらすじとしては、

教師をやりながらシンガー・ソングライターとして活動していたジャック。まったく売れず夢をあきらめかけていた。そんなある日、世界規模の停電が発生。その時自転車で帰宅中だった彼は交通事故にあってしまいます。彼が昏睡から目覚めると、世界中からビートルズビートルズに影響を与えられたバンド(ナナシスの現場で開場時に流れてたオアシスとかも)の存在が無くなっていて、忘れ去られていた中、ジャックはその存在を覚えていた…的な感じ。(雑)

 

前年に公開されたボヘミアン・ラプソディが順当、王道的にQueenの伝記映画を製作するというアプローチをとった(ちょいちょい省略と脚色はされているらしいけど)のに対して、このイエスタデイという映画はもしビートルズが居なくなったらというIFを描くアプローチをとることで、歴史的なバンドの偉大さ、名曲群のすばらしさを描こうとした…と直近のUKロックといえば!といわれるバンドを題材にした映画でかつ両方とも面白いのでぜひ観てほしい。です。

 

この映画の凄く好きなシーンが、ビートルズの楽曲群を自分で作詞作曲した体で発表してスターダムをのし上がろうとしていたジャックが、初めてのアルバムを作ろうとしたときに、元々のビートルズのアルバム名を提案するんですけど、レコード会社のプロデューサーから手本もなく、自分で作詞作曲しているから…って理由でOne Man Onlyって名前を付けられてしまうところ。

多分このシーンでこの映画を観ている観客が(そしておそらくジャックも)ビートルズの名曲たちはビートルズというバンド、チームだからこそできたものなのだろう…と改めて思う…ってシーンだと思うんですよね。

だから映画を観終わった後、ポスターを改めて観てみると主人公が一人で写っているからこそバンドメンバーの大切さを感じることができる。って凄くきれいな感じなんですよ。

 

それを踏まえて李衣菜ちゃんのカードとこのシーンのセリフに立ち戻ると、一人でこのパロディをやっていることそのものがPや他のアイドルとの絆、思いを感じる気がしています。すごくいい。

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ホームのこのセリフとか、こんな解釈しながらみると余計にアツくなっちゃうよね‼︎

負けられないね‼︎

 

エスタデイの話ができたので満足…

 

 

続いて特訓後イラストの話を。

 

まず結構な数の李衣菜Pが思うであろう事は、モバのSR【パーティロックアンセム】のセルフオマージュってことだと思う。

俺もそう思うし、特に【パーティロックアンセム】のお仕事は宣材写真を撮るお仕事だったのに対して、今回はライブのお仕事であり、【パーティロックアンセム】のお仕事セリフ、"プロデューサーさんにもいつか聞かせたいな。最高の音楽♪"とか、"これが撮影じゃなくLIVEなら…"が叶ったんだな…としみじみ思うわけですが。

 

こっちも色々な要素が詰まっている…し、本当は心当たりが(もし少しでも)あるのなら自分で調べて適当に解釈した方が面白いと思うのだけど、一部心当たり…というか案?を紹介したいと思います。

 

そもそも宮殿でライブって出来るの?って思って調べてみると、下記のような記事を見つけた。

 

ポール・マッカートニー、クィーン、オジー・オズボーン他、バッキンガム宮殿で女王即位50周年ライヴを行なう https://www.barks.jp/news/?id=52282105

 

日本でいうところの天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典で嵐が歌った…みたいな感じなのかなと思ったりします。

 

でもどちらかというと、宮殿というスポットが選ばれたのは衣装のモチーフに因んでだと思う。

カードのセリフでもほんのり触れているけれど、

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この衣装のモチーフはイギリスの即位衣を基にしていると思われます。(Twitterでも結構よく見かけた。)

伝説の始まり…って意味で使われていて、だから宮殿での戴冠…なのかな?と思ったりします。

 

また、個人的に触れておきたいポイントはタータン・チェックのドレス…ですねやっぱり。

タータン・チェック(本場ではチェックではなくプラッドと呼ばれるらしい)は、古くは中欧地域:オーストリア等での織物として生まれ、スコットランドに渡り、織物、布地としてではなく柄としての意味合いが強くなっていった…らしいですが、様々な歴史、過程を経て”反逆”やら”反骨”なり”闘い”のスピリットが宿った、ストリートやロッカーのファッションとしてのイメージが色濃いのです。

 

若干古いですが、ブレグジットと絡めたこんな記事があったのでぜひ

タータン・ヒストリー:格子柄とパンク、政治の歴史 https://i-d.vice.com/jp/article/vbde8x/a-punk-and-political-history-of-tartan?utm_campaign=sharebutton @i_d_japanより

 

7th 大阪ロック公演も赤いチェック柄を前面に推してましたよね。

ただ、(自分の浅さが出てしまっているのですけど)この柄の使い分けが分かってなくて…

前段に挙げた記事を読んでいただくと分かるんですけど、日本でいうところの家紋的な意味もあるのできっとスカートの段で柄が違うのにも何かしらの意味があるんだろう…って事は想像できるんだけど…その辺の調べが足りないのでご存知の方はTwitterにヒントを下さい。

 

他にも王冠、ワッペン、チョーカー、背景、諸々何かしら意味や意図を感じる小物が多いので、これを読んで少しでも気にしてくれたのなら、調べてみると面白いと思います。

 

実装日

実装日の10月31日。誰もが想像するのはハロウィンだと思う。2018年版のハロウィン(ホラー映画)、最強おばあさんと殺人鬼のバトルが観られるので是非観て欲しい…ハロウィン・キルズとハロウィン・エンドっていう続編3部作も決定してるし楽しみだあ…

 

…余談でした。

そういえば、ハロウィン映り込みが多かった(まゆとちえり)のは今思えばフラグだったのかもしれない…

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とここまで来たらそんな単純な話では終わらないだろうと某同僚と話していた時に発見したのが下記記事。

 

1969年10月31日、ビートルズ「サムシング/カム・トゥゲザー」がリリース~ジョージ初のシングルA面曲 – ニッポン放送 NEWS ONLINE https://news.1242.com/article/159658

 

ビートルズの楽曲群の中で”2番目に”カバーしているアーティストが多い”サムシング”という楽曲。

この曲のシングルカットが発表されたのが特訓前イラストのモチーフ、アビイ・ロード発売の1ヶ月後の”196910月31日”。

なんか69と10月31日が出てきたぞ…

ビートルズというバンドにとってシングルカットは”初めて”の試みで、この曲自体の作曲者は比較的知名度が高いポール・マッカートニージョン・レノンって訳でもなくジョージ・ハリスン。(この書き方怒られそう。ごめんなさい。)

2番目にっていうところがマニアック感を引き立てていて、絶妙に最高じゃない?と思って。

実装日に紐づけするには滅茶苦茶良いエピソードだよね。

 

また、個人的には”フェス限SSR毎月実装の1発目”っていうのが、新しい道、未知を切り拓いていくイメージがあって凄く感動してるんですよね…

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恒常SSRがCPの中で最後だったっていう事に対する対比でもあるのかなと思うし。

 

…とこの辺りまでが今の俺がまとめられる範囲か。

セリフやモチーフだけでなく、小物や実装日、モチーフ由来のある種のメタ的な考え方…とか諸々についてはやっぱり千夜ちゃんを担当し始めた故に得た視点…だと思うから、そういう意味でも複数アイドルの担当をするシナジーをとても感じてます。

 

数年前だったら考えられないことだった…と思う。

 

このカードは要素が大量に詰まっていて、しかも一つ一つが色々な歴史、由来、経歴を持っていて。ものすごい情報量なのだけど、それでいて李衣菜ちゃんのあこがれと好きを起点にきれいにまとまっていて…色んなところから"好き"にリスペクトできるのは今を生きる人間の特権で、それこそ今までにわかロックと呼んでいたものの極致みたいなカード…だと感じているんだけど。

でも、これこそがリーナロック!!その始まりなんだ!って熱量を感じる。

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一つ一つの要素のマニアックさっていうのもまた良くて。

 

例えば、UKロックにも、イギリスにも、ファッションにも詳しい人が見たら、このカードの要素を1つ1つみていって、その辿ってきた数々の歴史のように、これからの李衣菜ちゃんも端の端まで色々な体験をして歴史を作っていくのかもしれないと思いを馳せる事ができるかもしれないし。

 

例えば、このカードを見て興味が沸いた担当Pが、これからも李衣菜ちゃんの物語を追いかけていく過程で色んな事に詳しくなって。ある時ふと…それこそ、李衣菜ちゃんがある種伝説になった時に、それまでを振り返る事があったとしたら、その時に、この時からこんなに沢山の…って後から気づく事もあるのかもしれない。そうなったら素敵だよね。

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イギリスをネタにしたスパイ映画、キングスマン(1作目)の好きなシーンで、主人公のエグジーがスパイになるための修練の過程で、周りが上流階級の生まれであることを気にしているのに対して、監督役のハリーが励ましの言葉をかけるのだけど、

その時のセリフが

There is nothing noble in being superior to your fellow man,true nobility is being superior to your former self.

意味としては、他人より優れていることは気高さではない。真の気高さとは以前の自分自身よりも優れていることだ…って。ヘミングウェイの言葉を贈るんですよね。

(今思えばこのシーンって、英国的格差社会から弾かれたエグジーアメリカの詩人の言葉で励ますってちょっとした皮肉だよねって。)

 

どんなジャンルでも自分より詳しい人なんていくらでもいるし、分からないことも知らないことも星の数ほどあるのは理解していて。

周りの人間が必ずしも自分と同じ事を考えている訳でも無くて。

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だからなんか語っちゃうのを、大切だからこそ、怖い…とか、身の程をわきまえた方がいいんじゃないか…ってコンプレックス?は痛い程よく分かる。

でもきっと好きだったら自分も”いつか”分かる時が、出来るようになる時が来るだろう…って信じてるんですよ。

その時に、過去の自分より成長したことを実感できるんですよね。きっと。

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そのいつかが間違いなく来ると信じてる…ってこっちの想いに対するアンサーまで言ってくれるのほんとずるいんよ

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なんか余りにも前向きすぎて、俺も何か出来るかも…‼︎ってちょっと思っちゃうのもずるいよなあ…

少し遅れましたけれど、9周年おめでとうございます。

色々ありがとう。これからもよろしく。