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140字に収まらなかったメモ書きです

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Glowing Rock! の超個人的感想文その2

 

pinkuma0112.hatenablog.com

 本記事は上記記事の続き、その2です。

別に独立した内容ですのであんまり気にしないでもらっていいです。

 

・Voyage

新田美波さんが好きなんですが、好きになったきっかけ(表面)が6thのこの曲の初披露でした。

そのときは、スタンド2階席だったんですが、水色のコンサートライトがまるで海のようで。中央に光が差すライティングが後光に見え、その中で歌う彼女は本気で女神のようで…(という話は身内に散々している。いつもすいません。)

そのイメージは7th名古屋のシクレ披露だったSecret Daybreakでの演出、後から白飛びしそうな位強く照りつけるライトと歌声で更に補強されてしまったわけですが…

 

その辺りを踏まえて改めてアコースティック版で披露された本曲。

前述のイメージだとどこか遠いところにいるような感じがしてたわけですが、今回は聴いててどこか近くにいてくれる感じが…Secret Daybreakのストーリーでもあったんですが、ヴィーナスのイメージで実際そういう仕事を多々こなしている彼女も人並みに、年齢なりに悩みとかあるんだなあ…とか思ってて、そういうイメージで励ましてくれる感じがしたんですよね。人間味というか、あったかさというか。

 

6thのときは「君が助けを求めるなら、人魚にもなれる」とか、「今日も寄せては返す誰かの心 傷が磨かれ輝く美しい君の魂」とかのちょっと遠くで見守ってくれている感じの歌詞が印象に残ったわけですが、今回は「何をやっても空回りで、この感情のやり場もなくて」とか、「君にしか見えない景色があるはず」とか、「弱さを受け入れ「それでも」と前を見て、さあ行こう」とか、素直に励ましてくれる方の歌詞が印象に強くて。とても、良かったです。

・in fact

橘さんのin factアコースティックverは、幕張のto you for me披露から繋がってる気がしておりまして。橘さんについてはあまり詳しいわけではないですが、to you for meという曲を"早く大人になるという焦りや気負いではなく、自分なりに前に進んでいくことを受け入れた彼女が、そのときに湧きあがった感情を伝えるための歌"なのかな?なんて思うんですけれども。

そう思うと、今まで冷たいイメージだったin factが、あたたかい気持ちで歌われるようになったのもその変化の結果、伝えたいことが変わったからかな?素直になったのかな?なんて思いまして。

だから、2曲目ソロがあったからこの新しい表現のin factが生まれたのかな、なんて思うのです。

・夏恋-NATU KOI-

そしてそう。個人的には、先述の新しい表現のin factがあったからこそ、この夏恋から熱いグルーヴを感じるコトが出来まして。

この曲は個人的に超好きで、ずっと披露されるのを楽しみにしていました。

身内アンケでも聴きたい…って書いてたので、分かる人は分かってもらえるかもですが。

曲調も今までデレになかった感じで大好きなんですが、何よりも歌詞で、「自分の気持ち気づいてから、歩く速度を上げた」「素直にこの気持ちを言えば、未来は変わってゆくかな」「もう少しだけ勇気あれば、本当の気持ちを言えたら」「急いで答え探すよりも、本当の気持ち伝われば」と、自分の気持ちにフィーチャーしており、そこが大好きなのです。

歌詞にあるとおり、自分の気持ちを誰かに伝えるのはとても難しいことだと思います。

自分の中に何かあることにまず、気づくこと。気づいたらそれをまとめること。まとめたそれを相手に伝えること。そして、相手が伝えたことを正しく受け取ってくれて、初めて伝わるわけで。たくさん壁があるよね…なんて思うわけです。

でも、この歌は「未来は変わってゆくかな」とほんの少しの希望を。チャレンジする勇気をくれるんです。

 

だから、"本当の気持ちを伝える勇気をくれる歌"を"素直な気持ちを伝えたい"橘さんが歌っているのがとても情緒的だなと、前日の新しい表現のin factもあって、とてもそう思えたのです。

・生存本能ヴァルキュリア

千夜ちゃんとちとせちゃんの参加曲。

大体の人が言っている感想にはなってしまうけれど、パート割りがとても素敵。

サビ前の歌詞、「守りたいもの守れる強さを、力を手に入れたいの」と「暇じゃないの私、あなたと違って建設的よ。未来を見ているのいつでも」を千夜ちゃんが歌っていると、彼女の望みだとか考え方をあらわしているようで、同じ曲、同じ歌詞なのにこんなに綺麗にはまるのか…と思ってしまった。すごい。

ただ同時に、ちとせちゃんに割り振られた歌詞が「守られるばかりのコドモじゃない、もう私」ってことを考えるなら、ちとせちゃんは千夜ちゃんに本当はずっとそばにいてほしいのに、自由になりたい千夜ちゃんに合わせているんじゃないか…?的なことを考えて胸が苦しくなりました。

ちとせちゃんと千夜ちゃんの担当をしている身としては、この歌は離別の意思のように感じられます。

 

後ですね…2日目の席が最高だったので千夜ちゃんを超間近で見たわけですが、1日目と2日目は歌い方や振りの感じを少し変えていた気がします。1日目をみて無表情、無心、ぎこちない振付だったので、どの辺りまでが緊張で、どの辺りまでが演技なのか正直分からなかったので打ち上げでもそういう会話をしていたのですが、2日目はもう少し振りに勢いがあり、歌い方も平坦なイントネーションは変わらないように感じたものの、全力さが違ったというか…印象が少し違ったので、ここで変えたところは多分演技だったのだと。シナリオ上もっと人生を楽しんでもらえればもっと素敵な歌声が聴けるのだと信じられる1曲でした。

 

・Fascinate

詳しくは、別記事(年末に上げたやつの続きの予定)で書くつもりなんですけど、

初日は聴いていてめちゃくちゃしんどかった。ひとつになることが、こんなに苦しそうだなんて。

自分としては、年末の記事にまとめたとおり、半ば有意識的にFascinateシナリオでみられた"アイドルが楽しいと思い始めた千夜ちゃん"と"ちゃんと自分の意思を持って生きようとするちとせちゃん"のステージが観られると思っていたのです。これがおそらく自分の中の期待のバイアスで。ヴァルキュリアの時点でなんとなく分かっていたものの、ここでそうではないことがはっきりしてしまった。

千夜ちゃんの抑揚を消し、ロングトーンは平坦に伸ばした上で途中でぶった切り、ぎこちない振りで踊る姿は到底ステージを楽しんでいるようには見えなかった。
むしろ、辛そうだとすら思ってしまった。CD音源だとそういう印象ではなかったのに。ライブでこんな気持ちになるなんて思わなかった。しんどい。

他のアイドルたちが自分らしいステージを魅せる中で、この二人だけは自分を捨てたステージを披露したのは、パンフレットの関口さんのインタビューよろしく、ある意味ロック。

というのが、初日に聴いた印象。

 

ヴァルキュリアの項で書いたとおり、2日目は印象が違いました。

だから、これから彼女達は変わっていくのだと思います。初めてのステージ、忘れません。

 

……でも、Fascinateシナリオがあったから彼女達はこの曲を歌っているわけで、でもその内容で到達したところの歌い方をステージでしていないとすれば、Fascinateのシナリオはなかったことになっているか、まだそこまで行っていないか、あるいは別時空なのか。いずれにせよ、

 

pinkuma0112.hatenablog.com この記事で書いた内容は違ってたぽいです。また考えよう。

 

・Absolute Nine

ここまで千夜ちゃんとちとせちゃんの歌ってきた楽曲が生存本能ヴァルキュリアとFascinate(ちとせちゃんはオウムアムアも) で、2人の関係性を歌っているように感じた俺は、この曲の"絶対"と"未来"のワードが頭に残って。

勝手に"ちとせちゃんと千夜ちゃんの進んでいく方向はたぶん変わらない。普遍的、絶対的なものである。でも、でも関係の中身は、主従のままとは限らない。歩いていく過程は同じだとは限らない。追いかけたり、追いかけられたり。くっついたり、離れたり。それはきっとある種のライバル関係。"っていう自己解釈とくっつけてしまいました。違うかもしれない。

 

・おんなの道は星の道

この曲はMCでやると思わなかったでしょ的なコトを後から言われていたような気がするのですが、なつきちがロックな魂を感じるアイドルとして巴お嬢を挙げていた位、村上巴はハートがロックなので、むしろここでロックぶちかますっしょ位のことを思っておりました。

実際、アレンジも相まって唯一無二のロックなステージが繰り広げられていたと思います。

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なつきちがロックな魂を感じるアイドル
・Rockin’ Emotion

ロック公演でやらないわけがない!でも…と思っていたら、木村夏樹を慕うアイドル達による歌唱になりましたね。

自分は李衣菜ちゃんの担当Pなので、なつきちの人徳、カッコよさでこういう機会でもなければ中々交わることがなかっただろうアイドル達が一緒に歌っている。ってだけでもかなりアツい気持ちになれました。

次はなつきちが生バンで歌っている姿も観たいっすね。

 

・Twilight sky

同担の中でも賛否が分かれているような気がする今回のTwilight sky
俺の中では複雑な感情を抱きつつも完全に賛の側なので、否の側のプロデューサーさんは読み飛ばしてほしいです。

 

※複雑な感情を抱いている要素
・これまでのステージで、色々なアイドルたちが自分らしいステージを披露していく中で、李衣菜ちゃんはどんなステージを見せてくれるのだろうか…しかもロックを冠したライブで…って思っていたので、ソロで歌わないのか…と思ってしまった。(でも、李衣菜ちゃんはユニットとして輝く個性もあると知っている。特に今年はめざフェスだとか、アイチャレ復刻だとか、Unlock Starbeatだとか、それを強く感じるストーリーが多かったので。)とか。
・ギターソロを呼ばなかった(でも、ギターソロカモン!!はOωOver!!で1度やっているし、IMAJOさんのギターはなつきちのギターだとはっきりしているけど、もう李衣菜ちゃんはギターが弾けるから…とも取れるんだよなあ)とか。
いろいろ、面倒なことがイントロくらいまで頭によぎったのです。そう。イントロまで。

 

でも、李衣菜ちゃんが歌っている姿をみたらそういうのが全部ぶっ飛んだ。
彼女が涙をにじませながら、全力で歌う姿は最高にクールで、でも熱くて、最高にロックでした。

詳しくは別記事にまとめるつもりですが、彼女は6thくらいから歌い方が大きく変わっているので、ああ、今彼女がこの曲を歌うとこんな風になるのか…ととても満足できたり。
席が最強で最高だったので(前が柵)、オルスタのライブの風情を勝手に重ねることができたり。
初めて現地でこの曲を聴いて、UOを折ることができたり(きっときれいだったんだろうな)。

間違いなく、あの日あの時あの瞬間しか感じられないグルーヴで、かけがえのない、最高のひと時でした。

満足はしてませんが、最高に最強にアルティメットにめちゃくちゃ楽しかったです!!

 

その2で終わらなかった…